Number 15
悩める旅人
悩める旅人
1. 悩める旅人,われの前過ぎてわれの断わり得ぬ助けを求むいずこの者か,その名も聞き得ねどゆえ知らず,その眼にわが愛惹かる
2. 食べ物少なきとき,彼,来たりて食事を求めぬ,われはみな与う彼は祝して食べ,われにも分けぬすぐそれ食べれば,くずはマナなりき
3. 泉に彼,力なく伏していぬ水はただ渇ける彼をあざけるかけ寄り,飲ませば,三たび飲みほして汲みかえすを飲めば,長く渇かず
4. 冬の嵐すさび,洪水の夜に外の声聞きて,彼,家に迎え暖め,慰め,わが床に伏させわれ地に伏せれば,エデンの夢見ぬ
5. 裸で傷つき,死ぬばかりの彼道に見つけ,彼の息吹きかえし薬もて直せば,わがうちにある傷の痛み忘れ,心は和む
6. 獄舎に謀反の刑を受く彼を見ぬわれはあざけりの中,彼をたたうわれは彼のため死ぬかと問われて身は弱けれど,霊は「死ぬ」と叫びぬ
7. この旅人見る間に姿変わり救い主となり,わが前に立ちぬ「恐るな,わがため恥じず なせし業おぼえらる」と,われ呼びて言いたまいぬ
詞:ジェームズ・モントゴメリー(1771—1854)
曲:ジョージ・コールズ(1792—1858)改作
予言者ジョセフ・スミスの愛唱歌。教会歴史6:614—15 参照